香取慎吾が31日、放送文化の向上に貢献した作品や個人、団体を表彰するギャラクシー賞で、昨年11月、稲垣吾郎(44)草なぎ剛(43)香取が出演したAbemaTV「72時間ホンネテレビ」が「フロンティア賞」を受賞し、贈賞式に出席した。

 香取は「『72時間もできるのかな』とか『大変だなと』いう思いもあったのですけど、72時間もあったので楽しかったです」と当時を振り返りあいさつ。インターネット上の放送に出演することについて「テレビで30年近く遊ばせていただいて、勉強してきたものをインターネットで生かせればと思うのですけど、思っていたよりも違う部分が多くて、難しさはいっぱいあります。結構、自由さが多いところが難しいかもしれませんね」とホンネをのぞかせた。

 また、司会を務めた久米宏(73)から、「SMAP解散したけど、世間では、まだSMAPというものはある。本人もまだSMAPのところがあると思うのですけど、そういう感覚になれました」と、ズバリ質問を受けると、香取は「こんなに直球で聞かれたのは久米さんくらい」と苦笑い。続けて、「何カ月か前だったら、“あたふた”したけど、いま久米さんに聞かれても“あた”くらいなので、何となくなれた感じです」と明かした。

 さらに、久米から「今も両方やってる感じですか? 今後どうするの」と追及を受け、一瞬、言葉を失ったが、久米とコンビを組んだ小宮悦子(60)の方を向き、「小宮さんお久しぶりです」と、はぐらかし会場の笑いを誘った。

 この日は他に、「55周年記念賞」を倉本聡氏、「テレビ部門 特別賞」をバカリズム、「テレビ部門 個人賞」を高橋一生、「マイベストTV賞」をTBS系ドラマ「陸王」が表彰された。

※なぎは弓ヘンに前の旧字の下に刀