中山優馬(24)が、舞台「The Silver Tassie 銀杯」(東京・世田谷パブリックシアターで11月上演)に主演することが10日、分かった。

 1928年にアイルランドの劇作家ショーン・オケイシーが発表し、翌29年に英ロンドンで初演された90年前の作品。第1次世界大戦中のアイルランドを舞台に、中山演じる将来有望なフットボール選手が戦地に招集され、人生が一変してしまう。涙と笑いに満ちた人間ドラマだ。14年に芸術選奨新人賞を受賞した森新太郎氏が演出を手がける。

 森氏は中山に向けて「戦争によって夢ある人生を奪われてしまう非常な覚悟を要する役。この舞台には俳優・中山優馬が必要です」とコメント。以前に森氏が手がけた舞台を観劇したという中山は「出演できること大変ありがたく思います。きっと稽古の段階から濃厚で密な時間を過ごせると思います」と話している。