俳優の仲村トオルが13日、主演を務めるテレビ東京系新ドラマBiz『ラストチャンス 再生請負人』(7月16日スタート 毎週月曜22:00〜)の製作発表会見に、椎名桔平、和田正人、大谷亮平、町田啓太、勝村政信、水野美紀、長谷川京子と共に登場した。

  • 左から町田啓太、和田正人、水野美紀、椎名桔平、仲村トオル、長谷川京子、勝村政信、大谷亮平

    左から町田啓太、和田正人、水野美紀、椎名桔平、仲村トオル、長谷川京子、勝村政信、大谷亮平

同作は小説家・江上剛の『ラストチャンス 再生請負人』を実写ドラマ化。江上は第一勧業(現みずほ)銀行時代、97年の総会屋事件の解決に尽力し、事件を題材にした映画『金融腐蝕列島 呪縛』登場人物のモデルにもなった。4月より"働く"をテーマに始まった、同局の「ドラマBiz」第2弾となる。

「株式会社デリシャス・フード 社長就任会見」として始まった同会見。主人公の樫村徹夫として登場した仲村は「13日の金曜日に就任会見をやらなければならないほど、我が社デリシャス・フードは追い詰められております」と業績を説明する。「この難局を、仲間たちとともに解決して、前に進んでいきたいと思います」と決意を表明した。

一芝居終えたところで、改めて出演者陣が登場。就任会見を終えた仲村は、撮影中に「もう社長をするような年齢になったんだなあとしみじみ感じた」と明かす。「ここに並んでいる人が、小さな嘘を隠そうとしてもっと大きな嘘をついたためにピンチに……」と作中の展開を説明すると、勝村が「それは私のことですか!?」と身を乗り出し、「安倍首相のことじゃないですか?」とツッコミが入るような一幕もあった。

共演者陣からはいじられがちだった勝村だが、「普通は監督が何人かいらっしゃるんですけど、本橋(圭太)監督に全て撮っていただいた」と感謝。「良い作品ができたと思います。こういうドラマが本当に増えてくると、幅が広がって、もっともっと芸術の文化として成立していくんじゃないかと思います」と熱弁した。

「もし一緒に働くなら誰がいいか?」という質問では、「トオルさんってお昼ご飯全然食べないんですよ。僕がそばにいて惜しいお弁当を作ってずっと支えていきたいと思っています」と言う和田を筆頭に、仲村演じる樫村に人気が集まる。そんな中で椎名は「(勝村演じる)岸野財務部長と一緒に居たら楽しいかな」、勝村は「僕は昔からの友達の椎名桔平さん演じる宮内さんでお願いします」と選び、司会からの「相思相愛ですね」という指摘に、なぜか照れた空気が流れた。

一方、水野は「椎名先輩、さっきからプロデューサーが見どころを一生懸命見どころを説明しているのに、『美紀ちゃん、髪切った? なんで? ドラマで? 何のドラマ? タイトル何?』めっちゃ話しかけてくる!!」と抗議。さらに「トオルさんが質問に答えてる時に横で『これ何の質問だっけ?』全然聞いてやしないんですよ! だからトオルさんです!」とやはり樫村が人気だった。