松竹新喜劇の創立70周年記念公演「人生双六」「峠の茶屋大騒ぎ!!」(22日まで)が13日、東京・新橋演舞場で幕を開けた。

 ゲスト出演の久本雅美(60)はホームレス、芝居好きの娘の2役で大奮闘。「腰を痛めて、ベルトを巻いてます。60歳を超えても、こんなことをやってますというところを見せたい」。

 祖父藤山寛美さんの役を継承した藤山扇治郎は「祖父の当たり役。少しでも良くなるように一生懸命やります」。座長の渋谷天外は、6月に妻の滝由女路さんが亡くなったばかり。「必ずどこかで見ていると思う。いつも妻がやってくれていた、初日の配り物を忘れてしまった。徐々に(亡くなった実感が)わいてます」。