【英国・ガレイン13日(日本時間14日)発】欧州ツアー「スコットランド・オープン」2日目(ガレインGC=パー70)、45位から出た松山英樹(26=LEXUS)は2バーディー、2ボギーの70とスコアを伸ばせず、2アンダーの83位で予選落ちした。首位には13アンダーでロバート・ロック(41=英国)が立った。

 初日の後半からショットが不安定な松山は2番パー5でボギーが先行する苦しい展開。6番パー4で取り返したものの、8番パー3で3パットのボギーを叩いた。最終18番では予選通過をかけ、グリーンエッジからパターでバーディーを狙ったが決められなかった。

 来週のメジャー「全英オープン」に向け、英国特有のリンクスコースでのプレーを確認するための出場だったが、2日間思うようなプレーは見せられなかった。

 対照的に快進撃を見せたのは谷原秀人(39=国際スポーツ振興協会)だった。138位と厳しい位置からのスタートだったが、コースレコードの61を叩き出し、7アンダーの15位にジャンプアップした。2番をイーグルとすると、4番から3連続バーディー。15番をバーディーとし、この日のスコアを9アンダーとした時点で、欧州ツアーの公式ツイッターに「59が見えてきた」と写真が掲載されたが、上がり3ホールはいずれもパーだった。谷原と並んで初日138位だった宮里優作(38)は大会前からの腰痛が悪化し、スタート前に棄権。昨季の日本の賞金王として臨む全英に向けて、大きな不安を残した。