北島三郎のプロデュースで、松原のぶえ(57)がデビュー40周年目に挑む。7月4日に発売されたシングル「みれん岬」と「女の明日」のキャンペーンのため26日、大阪市北区の日刊スポーツを訪れ、新曲への思いをタップリ語った。

 同2曲は、松原が慕う北島三郎(ペンネーム原譲二)の作詞作曲。北島自らがレコーディングにも参加し、また「デビュー40周年の記念曲として、今ののぶえにしか歌えない歌を2曲書きました」とメッセージまで添えてくれた。これまで66曲のシングルを発表してきた松原だが、初の“サブちゃん曲”に「こんなにうれしいことはない。いい緊張感、いいプレッシャーの中で歌わせてもらっています」と力が入る。

 79年7月に「おんなの出船」でデビュー。数々の音楽賞を獲得してきたベテランも、恩師が応援してくれる40周年は格別だ。シングルと同時発売の「デビュー40周年記念全曲集」と合わせ、テーマに「演歌復活」を掲げる。

 「若い人も含めて多くの世代の方々に演歌をアピールしていきたい。デビューのころからかわいがってくださった北島先生のためにも死ぬ気で頑張ります」

 何が何でも“サブちゃん曲”をヒットさせる-それこそが最高の恩返しとなる。