米人気SF映画「スター・ウォーズ」シリーズを手掛ける映画会社「ルーカス・フィルム」は27日、新3部作の最終章エピソード9に、2016年12月に亡くなった女優キャリー・フィッシャーさんがレイア姫役で登場すると明らかにした。

 15年公開のエピソード7「フォースの覚醒」で使っていなかった映像を使用する。エピソード9の題名は未定だが、米国公開は来年12月20日の予定。

 1977年に始まった、ルーク・スカイウォーカーを中心とする物語はエピソード9で大団円を迎える。フィッシャーさんの存在が作品には欠かせないと指摘するJ・J・エイブラムス監督は「代役やコンピューターグラフィックス(CG)を使うつもりはなかった」と強調した。

 発表によると、今年8月に英ロンドンで撮影開始。スカイウォーカー役のマーク・ハミルさんや、ヒロインのレイ役のデイジー・リドリーさんらが出演する。

 同シリーズを巡っては、ルーカス・フィルムを傘下に持つ米娯楽・メディア大手ウォルト・ディズニーがエピソード9後も新たな登場人物での作品づくりの計画を発表している。