俳優小沢仁志(56)とタレント元木大介(46)が28日、都内で、秋元司衆院議員(46)の著書「世界から大富豪が訪れる国へ」の刊行記念イベントでトークショーを行った。

 国土交通副大臣の秋元議員が、日本の「観光立国」としての成長戦略を提言。著書の巻末では、小沢、元木らと対談を行っている。

 トークショーの前には記者会見を行った。

 これまでは観光客の「数」を増やすことに力を入れてきたが、これからは約20万人いるとされる、世界各国の超富裕層の呼び込みなど「質」へのこだわりも必要だという。

 小沢は「ナイトライフでいえば、時間外営業の時間が短すぎる。『眠らない歌舞伎町』と言われた街が今は眠っているよ」と苦言。「エンターテインメントの強化が必要。今は締め付けが厳しすぎる」と訴えた。先日、法案が成立した、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)法案については「日本人を入れなくすればいいんだ」と持論を展開した。

 元木は公衆トイレの美化を提言。「もっときれいにして女性が入りやすいように」とアピールし、「ホテルとショッピングなどのモール、食事をする場所が近くにあるといい」と話した。

 秋元議員は「現在は、富裕層を受け入れる箱(宿泊施設)、足(交通インフラ)、サービスが不足している」と問題点を指摘した。