11月末でオフィス北野を退社し、ジャパン・ミュージックエンターテインメントに移籍する俳優寺島進(54)が5日、東京・上野公園で「江戸まち たいとう芸楽祭」のトークイベントに出席した。

 移籍報道後、初の公の場となる寺島は「(退社の)あいさつに行った時、北野監督が『寺島は十分義理果たしたからな』という言葉をかけてくれた」と明かした。

 「-たいとう芸楽祭」はたけしが名誉顧問を務めている。この日は、たけしが北野武名義で監督を務め、寺島も出演した「HANA-BI」が上映された。北野作品常連の寺島は「監督は、次の台本書いてて『おもしろくて、かっこいい役用意してっから』と。やるよ寺島進は。天下取るぞ!」と気合を入れた。

 また、たけしについて寺島は「無名の時から使ってくれて、ここまで引き上げてくれた育ての親でもあり、一生忘れてはいけない恩師。親分です、一生の」と感謝を示した。

 たけしが代表を務めるT.Nゴン所属のアル北郷(46)も出演し「来年から映画も動き始めるらしいですよ」などと話した。