吉岡里帆(25)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜午後9時)の第5話(14日放送)で、謎を抱えた青年役で佐野岳(26)が出演する。

 ドラマで吉岡が演じるのは、ケースワーカーとして生活保護受給者を支援する新人公務員の義経えみる。第5話では、佐野演じる島岡光がえみるの元へ生活保護の申請にくる。

 島岡はうつ病であるということ以外は何も話さず、親族による援助が可能かどうかを確認する「扶養照会」も拒否。えみるが戸籍をもとに島岡の家族のことを調べると、驚きの事実が判明。島岡は、総合病院の院長の息子だった…。

 佐野は「すごく挑戦的なドラマだと感じていて、難しい題材をポップに、そして丁寧に描いている作品だと思っています。しっかり役を全うしなければという強い責任を感じました」とコメント。物語の背景について「愛があるがゆえに問題が起こる家族のお話です。家族というつながりが鎖になるのか、絆になるのか。自分でも改めて家族とは何かを考えさせられた」。

 同年代の吉岡との初共演について「『難しい役かもしれませんが、頑張ってくださいね!』と声をかけてもらって、とてもうれしかった。吉岡さんのそういうまっすぐな部分がえみるにぴったりだし、面と向かって言ってくれる方はなかなかいないので、心から頑張ろうと思えました。まさに主役として現場を引っ張っていらっしゃったので、本当にすてきな方だなって思います」と撮影時のエピソードも明かした。