THE ALFEE高見沢俊彦(64)が初めて手掛けた小説「音叉(おんさ)」発売記念サイン会を取材した。

初版は2万5000部で、発売1週間で重版が決定。発売1カ月で3万2000部を売り上げるヒットとなっている。関係者によると、重版はなかなかかかるものではないという。

「子供のころから本が大好きで、音楽家より小説家にあこがれた時代があった」という高見沢だが、メンバーの桜井賢(63)と坂崎幸之助(64)も、高見沢が小説を書くことに驚かなかったという。3人はともに明治学院大に進学したが、学生時代、高見沢はギターケースにいつも単行本を入れていたという。高見沢は2人が小説家デビューを驚かなかった理由について「それを見ていたからかな。だから、2人はいつか小説を書くと思っていたらしい」と推測した。

高見沢は「2人に感想文を提出するように言いましたが、まだ提出されていません」と冗談交じりに話した。個人的に感想文も見たいたが、文学青年としての夢もかなえた高見沢を、近くで見守っていた桜井と坂崎はどうみているのか。ぜひ聞いてみたいと思った。