五木ひろし(70)が27日、特別公演を東京国際フォーラムで行った。

五木は新曲「VIVA・LA・VIDA!~生きてるっていいね!~」を初披露。この日は詞を書き下ろした作詞家・なかにし礼氏(79)がゲスト出演した。

なかにし氏が五木に詞を提供したのは79年アルバム収録曲以来、39年ぶり。なかにし氏は食道がんを患ったが、克服した経験に触れ「人生ありがとう、という思いで書きました」と詞への思いを明かした。

作詞は五木からのオファーによるものだったが、なかにし氏は快諾した理由の1つに、あるホテルのロビーで、元女優和由布子夫人と遭遇したことを挙げた。なかにし氏は「奥様がすてきで。そんなすてきな奥様と寄り添って生きる五木さんがエラいすてきだなと。2人合わせていいなと思いました。奥様の貢献度は大きい」と振り返った。

新曲の題名がスペイン語でラテン調ということもあって、五木は来月にもスペイン語バージョンのレコーディングを行うと明かした。「世界的にラテンブーム。世界配信したい」と意欲的。なかにし氏も「多言語で歌うのはいいこと。素晴らしい。ぜひ世界進出してください。世界共通のテーマですから」とエールを送った。