向井理:「連続ドラマW パンドラIV」で主演 共演に黒木瞳、渡部篤郎、山本耕史ら

「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」に出演する(上段左から)黒木瞳さん、向井理さん、渡部篤郎さん、(下段左から)三浦貴大さん、原田泰造さん、美村里江さん、山本耕史さん
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「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」に出演する(上段左から)黒木瞳さん、向井理さん、渡部篤郎さん、(下段左から)三浦貴大さん、原田泰造さん、美村里江さん、山本耕史さん

 WOWOWオリジナルの連続ドラマW「パンドラ」シリーズの最新作「連続ドラマW パンドラIV AI戦争」が11月から放送され、向井理さんが主演することが29日、明らかになった。向井さんは医学界を根底から覆す画期的な医療用AI(人工知能)を開発する医学者・鈴木哲郎を演じる。また、黒木瞳さん、渡部篤郎さん、三浦貴大さん、山本耕史さん、原田泰造さん、美村里江さんらが出演することも明らかになった。

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 「パンドラ」シリーズは、革命的な発明により“パンドラの箱”を開いた人々の運命を描く社会派ドラマ。2008年に放送された1作目「パンドラ」では「がんの特効薬」をテーマにし、三上博史さん主演を務めた。その後、佐藤浩市さん主演の「パンドラII 飢餓列島」(10年放送)では「遺伝子組み換え食品」、江口洋介さん主演の「パンドラIII 革命前夜」(11年放送)では「自殺防止治療法」、堺雅人さん主演の「ドラマWスペシャル『パンドラ~永遠の命~』」(14年放送)では「クローン人間」と、挑戦的なテーマを描いてきた。

 今作のテーマはAI。IT企業が経営するメディノックス医療センターでは、医学者の鈴木哲郎(向井さん)が開発したAIによる患者の診断が行われていた。人間の医師よりも短時間で正確に、しかも無料のAI診断は世間で評判を呼び、AI診断を導入したIT企業代表の蒲生俊平(渡部さん)は、海外におくれを取らないためにも医療のAI化を進めていくべきだと主張。しかし、医師会会長の有薗直子(黒木さん)は「時期尚早」と難色を示し、さらに優秀な外科医の上野智津夫(原田さん)もAIに診断された患者の手術にあたることを不快に思っていた。

 そんな中、AI診断に基づいて上野が手術した患者が、術後に容体が急変して死亡。上野はAIが余計な診断をしたせいだと主張し、鈴木は上野の判断が間違っていたせいだと反論する。一方、記者の太刀川春夫(山本さん)は、AI診断の患者が死亡したという情報をつかみ、独自の調査を始めていた……というストーリー。美村さんは看護師の橋詰奈美役で出演する。

 ドラマは11月11日からWOWOWプライムで毎週日曜午後10時に放送。全8話で、第1話は無料放送となる。

 ◇向井理さんのコメント

 ーー脚本を読んで

 AIは今、身近になってきている題材だと思います。僕自身、台本を読んでAIと共存していくことを考えないといけないと思いました。リアリティーのある、未来を予測しているような話だと感じています。

 今回のシリーズではAIについてのメリットとデメリットが描かれていて、それは僕たちがAIとどう向き合っていくべきかの問いかけでもあります。光と影が混在する全く新しいドラマになると確信しています。

 ーー視聴者へメッセージ

 鈴木哲郎役を演じさせていただくにあたり、ただ信念を持った情熱的な人ということだけではなく、何か“危うさ”みたいなものを表現して、AIについて問題意識を抱いていただけるような作品にできればと思います。

 「パンドラ」シリーズは10年の歴史があります。チャレンジングな題材に、役者として尊敬する素晴らしいキャストの方々が集まりました。このドラマを通してAIや未来のことを考えたり、答えを探す手助けになればうれしいです。

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