近年、AI(人工知能)の発達は著しく、将棋、囲碁、チェスなどさまざまな分野でAIが人間に勝つことが多い。カンテレのAIvs人間の対決バラエティー「人とAIが戦ってみたらこうなった!人類マサル? オトル?」(関西ローカル)が2日午後4時から放送される。MCは劇団ひとり(41)が務め、フリーアナウンサーの高橋真麻(36)、井森美幸(49)、平成ノブシコブシの吉村崇(38)がゲスト出演し、勝負の様子を見守る。

最初の対戦は、AI搭載タクシーの新人ドライバーVSベテランタクシードライバー。新人は人の流れをリアルタイムに把握し、未来の乗車需要を予測できるAIの指示通りに運行する。一方のベテランは経験に裏打ちされたノウハウを存分に活用する。

エアホッケー対決ではボクシングの元世界3階級王者長谷川穂積氏(37)が、1秒につき500枚の画像を処理して分析し、次の動きを決定するAIロボットと対決する。エアホッケーのキャリア23年の達人に指導を受け長谷川氏は「パックの打ち方とパンチの打ち方が全く一緒で、力を抜いてパンっと打つ。それがハマりました。戦術的にも相手のスキを見つけて打つというのがボクシングとかなり近かったです。相手のガードの隙間を狙うパンチのような感覚で、パックを打ち込みました」。

AIとボクシングについて「ボクシングでAIが人と戦うことはないと思います。練習で使うことができそうですね。選手のクセや弱点を見抜いて攻撃をしてくるAIがいれば、弱点を克服できると思います。そんなAIがいたらジムにも取り入れたいです」と話した。

劇団ひとりは「我々の日常の中にAIっていうことを意識しないで溶け込んでいるんだなっていうのを改めて実感しましたね」と語り、「僕の代わりにおもしろいボケを考えてくれるAIがあるとしたら本当に3000万円出してでも買いますね」と笑いを誘った。