ロンドンブーツ1号2号田村淳(44)がボーカルhaderuとして率いるビジュアル系バンドjealkbが5日、ミニアルバム「Mix Up Sonic」をリリース、東京・池袋サンシャイン噴水広場で1000人を集めて記念イベントを行った。新曲「才僕」など3曲を熱唱した。

「日本一腰の低いビジュアル系バンドです」と言いながら登場したhaderuは、パフォーマーのhidekiに合わせて踊るように観客を指導。「GLAY」「TOKIO」「長渕さん」などの振り付けを懇切丁寧に説明して「行けるか、池袋~!」と絶叫して「Packya Ma Lad」の演奏を開始。途中、4回も「止めて~!」と演奏を中止。踊っていない客に対して「せっかくjealkbって、よく分からないバンドを来たんだから、ちゃんとやろうぜ」と説得して歌いきった。

2曲目はhidekiとギターのelsaが高知県出身であることから「戻りカツオ」をテーマにした曲。ビジュアル系らしく英語で「Reverse Bonito」と題して、客席にカツオのぬいぐるみをたくさんぶん投げながら熱唱。「カツオに触った人は、こっちに投げ返して。触った人は、1年間、風邪をひきませんから」と笑わせた。

haderuは「ビジュアル系っていうと、怖いイメージがあるかもしれないけど、僕たちはそうじゃない。芸人からも、バンド界からも『何がしたいんだ?』と言われながら、10年間やってきました」と話して、ミニアルバムから新曲「才僕」を熱唱した。そしてエンディングの曲を、急きょ「Reverse Bonito」に変えて、再びカツオをぶん投げながら熱唱した。

そして、今月24日に東京・渋谷のTSUTATYA OーEASTで主催する、音を楽しむフェスティバル「オトタノ」について説明。ここで、ゲスト出演するアニメソング界のレジェンドで、デビュー50周年を迎えた水木一郎(70)が乱入。jealkbについて「なんて楽しい音楽なんだ。haderuの声がいい」と絶賛。haderuが「水木さんに万が一のことがあった時、いろんな名曲をください」と頼むと、あっさりと「あげるよ」と承諾。そして、メンバーたちと一緒に「オトタノ、楽しみにしてるゼ~ット!」とポーズを決めた。