ラップグループ、スチャダラパーと、ちゃらんぽらん冨好真(57)が16日、インテックス大阪(大阪市住之江区)で行われている「KOYABU SONIC 2018」(17日まで)の2日目に出演し、スチャダラの代表曲「今夜はブギー・バック」でコラボを披露した。

吉本新喜劇座長の小籔千豊(45)が主宰する音楽と笑いを融合させた同フェスは08年からスタートし、2年の休止を挟み今年で9回目。小籔が「フェスの作り方などから相談した」と感謝するスチャダラは、開始から10年を超えたコヤソニを当初から支えている。

スチャダラが新曲など8曲を披露した後、バッファロー吾郎A(47)扮(ふん)するファンキー木村の紹介で冨好が登場。94年に小沢健二とのコラボで大ヒットしたスチャダラの名曲を、オザケンに変わって歌い上げた。スローテンポのラップ調に苦戦しながらも、何とか歌いきった冨好に、会場から温かい拍手が送られた。

だが、英検2級を取得しているという冨好の英語の発音に、舞台上にいる小籔は笑いが止まらず。オザケンが流ちょうに発音するサビの終盤「ミルク&ハニー」を「ミルク~ハ~ニ~」と精いっぱいに歌った冨好に「おっさん過ぎて言えてへん」と笑いをこらえながら突っ込んだ。

ステージ後の囲み取材で冨好は初出演のコヤソニに「リハ無しでスリルがあって楽しい」。裏側を暴露しつつ「気持ちよかった。でも音の取り方は大失敗してますわ」と笑って振り返った。

取材へ場を移しても、小籔は、冨好の「ミルクハニー」発音をいじり倒し。これに、MC担当のBoseは「ミルクハニーが本当なんです。本当は」とにやけながら援護していた。