初期の肺がんであることを発表した落語家三遊亭円楽(68)が9月30日、都内で、病気について初めて語った。「自覚症状はまったくなく、(定期健診の)検査で見つかった」という。10月4日から11日まで入院し、退院翌日の12日から仕事復帰する予定。「静かに見守ってもらいたい。(病院から)出てきたら暴れるから。積極的に治療をするし、積極的に生きていきます。東京の落語界を1つにし、落語界へ恩返しをするという夢のために生きます」と話した。

この日は「芸協らくごまつり」に出演し、7月に亡くなった落語家桂歌丸さん(享年81)を語った。「とにかく『落語をやりたい』という信念の人でした。美学でした」としのんだ。