大相撲の第54代横綱輪島大士(本名・輪島博)さんが9日、死去した。70歳だった。元横綱・若乃花でタレントの花田虎上(47)は同日、ブログを更新し、故人を追悼した。

 父の故二子山親方(元大関貴ノ花)と輪島さんのツーショット写真を掲載した花田氏は「若い頃の輪島さんと父。私が持っている唯一の輪島さんの写真です」と説明。

「小さい頃初めて私を巡業に連れて行ってくれたのは輪島さんでした。父が、なんで勝がここにいるんだ!と驚いた顔を今でも覚えています」とエピソードを披露した。

 花田氏が初土俵を踏んだ1988年、輪島さんはプロレスラーとして活躍していた。

「私がプロになった頃はもう輪島さんは協会を辞められていたので、もし明るい性格の輪島さんが協会に残っていてくれたら…私の相撲人生も楽しかったかもしれない。そう思う日々でした」と“すれ違い”を残念がった。

「久しぶりに父と再会して昔話に花を咲かせているかもしれません。輪島さんまたいつか子供の頃のように一緒に遊んで下さい。これまでありがとうございました。御冥福をお祈り致します」と天国の輪島さんに呼びかけた。