映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)ブルーレイ&DVD発売イベントが5日、都内のタワーレコード渋谷で行われた。

席上で女優しゅはまはるみ(44)が、川栄李奈(23)飯豊まりえ(20)沢尻エリカ(32)小雪(41)らが所属する大手芸能事務所エイベックス・マネジメントに所属することを明かした。

しゅはまが演じた日暮晴美の夫で主人公の隆之役の濱津隆之(37)は、しゅはまの発表を横で聞き「私、1人でやってます」と、フリーで活動を継続していることを吐露した。濱津自身、織田裕二主演のフジテレビ系月9ドラマ「SUITS/スーツ」に出演するなど活動の幅を広げているが、上田監督から「濱津さんは、まだフリー? 主演なのに? (芸能事務所から)声はかかってる?」と聞かれると「なかなか…なかなかね。来ないですね」と苦笑い。さらに同監督から「何で? 売れてるのに~?」と突っ込まれると「なかなか来ないです。募集してます」と言い、頭を下げた。

「カメ止め」は、わずか300万円の製作費ながら、6月23日に東京・新宿K'sシネマと池袋シネマ・ロサで封切られると、大きく変わる展開と数多くの伏線が絡む物語を見た観客が“ネタバレ厳禁”の合言葉をSNSで拡散し話題を呼んだ。8月から全国で拡大上映されると、興行収入(興収)30億円超、350館超での公開と拡大し、日本映画史に残る大ヒットを記録した。

その勢いは、無名だった俳優の人生をも変え、しゅはまが演じた晴美の娘真央役の真魚は、9月に芸能事務所大手のワタナベエンターテインメント入りした。またプロデューサー・笹原芳子役の、どんぐりこと竹原芳子も、9月に映画24区に入り、6日にテレビ朝日系で放送の「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」第8話に厚生労働大臣役でゲスト出演する。【村上幸将】