今年9月16日に芸能界を引退した安室奈美恵さん(41)のベスト盤「Finally」が、ビルボードジャパンによる「18年総合イヤーエンド・チャート」の総合アルバム部門で1位を獲得した。昨年に続く1位で、同一作品の連覇は初めて。

また、総合ソング部門では米津玄師(27)の「Lemon」が首位を獲得した。同チャートはCD売り上げ枚数、ダウンロード数、YouTube再生回数など7種類のデータを合算しているが、そのうち4つでトップに立った。

米津はビルボードの受賞記念インタビューで、作品への思いなどを語っている。

-「Lemon」が年間1位になりました

米津 「Lemon」が、ここまで広く受け入れられる曲になるとは思いませんでした。ほんの1年前にこの曲を作っていたはずなのに、今では遠い昔のことみたいです。自分の手を離れて、想像もつかないような遠いところまで届くようなものになったことを、作曲者として光栄に思いつつも、どこか人ごとのような気持ちでもいます。

-今年、最も印象に残った出来事はなんでしょうか

米津 昨日の夕飯も定かではないくらい物覚えが悪いので、思い出せることは幾つもないのですが、今年はいろんな人と会えた年だったような気がします。子供の頃から尊敬している人や、刺激を受けてきた人とたくさん会うことができました。これも「Lemon」が広く行き渡ってくれたおかげだと思います。

-普遍的な曲を作るために大切にしていることはありますか

米津 曲や詞を作る以前の日常生活での話になりますが、人の話を聞くことと、対岸にあるものを侮らないことです。

「Lemon」は5日発表の「JOYSOUND」カラオケ総合ランキングでも1位を獲得している。