超魔術師のMr.マリック(69)がBS朝日「神業革命!スーパー4Kマジック~新時代の超絶ミステリーを見抜けるか!~」(16日午後9時)にナビゲーターとして出演する。8人のマジシャンが4Kカメラの前で技術を披露し、そのトリックが見抜けるかを検証する番組だ。このほど都内で4Kモニターでの番組鑑賞会が行われ、マリックも「4Kの時代、きてます!」と、その鮮やかさに目を見張った。

1日からBS4K放送が開始。鮮明な4Kカメラには、物体をつるための糸など本来映ってはいけない種明かし部分が写ってしまう。マリックは4K完成版を見るのはこの日が初めてだが「未来を託せる8人です」とカメラとの対決に自信を見せた。

番組には世界大会3位の実力を誇る天才高校生マジシャンや人体切断、浮揚などを得意とするイリュージョニストらが登場。高精細4K映像とマジシャンのテクニックのぶつかり合いが見どころだ。

繰り広げる演技は多種多様で、近距離で見せるクローズアップマジックはもちろん、大掛かりな装置を使ったイリュージョンもある。穴の開いた1万円札が一瞬で元通りになったかと思えば、人間の下半身だけがステージを歩く異様な光景が次々と展開する。どれもこれも目の前で見ているような美しさだが、肝心のタネは全く見えない。

鑑賞後、マリックは「くっきりでした」と鮮明さに驚きの表情。「日本中のマジシャンが番組を見るでしょう。腕も上がっていくでしょうね」と相乗効果にも期待した。記者のような素人にトリックは見破れず、これはマジシャン軍団の完全勝利…かと思いきや、マリックは「ちょっと見えましたね」とニヤリ。「8Kには負けるかも。できれば(カメラには)自然や景色を撮っていていただきたい」と冗談を交えアピールした。【遠藤尚子】