6人組女性グループ、BiSH(ビッシュ)が22日、千葉・幕張メッセで全国ツアー「THE NUDE」千秋楽公演を行った。

10月の東京・中野サンプラザ公演を皮切りに、全国6都市11公演を回ったツアーの締めくくりは、自己最多の1万7000人を動員。会場中心に設置されたのは、360度ファンに囲まれた形になる円形ステージ。メンバー同士で話し合って決めたといい、水も飲まずに約2時間強、ノンストップで最新曲「stereo future」などを披露した。

中盤では、ハシヤスメ・アツコのコントに絡めながら、来年4月から全国14カ所21公演を行う全国ライブハウスツアー開催も発表した。公演前に取材に応じたセントチヒロ・チッチは「大きくなっても、ライブハウスは忘れたくない。ホールツアーはショーのようなイメージですが、次はファンの皆さんとせめぎ合うような感じで、初心を忘れずにやっていきたいです」。

BiSHの単独ライブとしては、この日が今年最後となった。アイナ・ジ・エンドは「大きくなるにつれて、批判も目にするようになって、傷心する日々ですが、誰が何と言おうと今日のBiSHは最高でした!」。セントチヒロ・チッチは「新しい出会いがたくさんあった年。来年からも私たちは私たちらしく、その先へ行きます。だからちゃんと見ていてください」とファンに感謝した。

今夏は17本の大型音楽フェスに出演するなど人気上昇中。「第60回輝く!日本レコード大賞」で新人賞に選出され、30日には最優秀新人賞をかけた本番を控える。今月17日に行われた授賞式では、同じ新人賞のSTU48メンバーが「瀬戸内を背負って…」と発言していたことに刺激を受けたという。モモコグミカンパニーは「うちの事務所(WACK)の社長も家を買っちゃったんで…。WACKを引っ張っていけるような存在になれるように頑張りたい」と意気込んでいた。