知人女性に軽傷を負わせたとして傷害容疑で4月に書類送検され、活動休止していたダンスユニット「エグスプロージョン」メンバーのおばらよしお(36=不起訴)が27日、都内のファン感謝イベントで活動を再開した。相方のまちゃあき(37)とともに会見して「このたびの自覚の足りない行動で、皆様にご迷惑をかけてしまいました」と、2人で頭を下げた。

一時は芸能界引退の決意を固め、母親からも「あなたはやめた方がいい」と言われたおばらを、引き戻したのはまちゃあきだった。活動休止中は一切接触を断っていた2人だが、10月末に話し合いの場を持った。「ヌケヌケと戻るべきではない」というおはらに、まちゃあきが「また頑張っていこう。ファンに笑顔を届けるのが正解。ちゃんと謝ろうぜ」と説得した。

休止中は「肉体だけは衰えさせないように、体を動かしていた」というおばら。久しぶりにスポットを浴びてダンスを披露して「1人で戦ってくれていたまあちゃあきを見て、元に戻さなくちゃと思った。思っていた以上に緊張したけど、うれしかった。ただただ、うなずいてくれたファンに申し訳ないなかった」と振り返った。まちゃあきは「大分、えずいてたんですけど、背中を殴るくらいしかできませんでした」と笑いを誘った。

けがを負わせた女性とは、その後連絡を取っていないが、おばらは「公的に和解しました。申し訳ない気持ちでいっぱいです」と説明した。今後は、来月12日に初日を迎える、まちゃあきが演出を担当する舞台「KAKERU」に出演が決まっている。おばらは「参加させていただけることになったので、力いっぱい新しいダンスのアプローチをしたい」。まちゃあきは「私の方が完全に立場が上なので、こきつかってやる。いらないところでダンスさせようかな」と笑った。