歌手で女優の新妻聖子(38)が3日、東京ドームで行われたアメリカンフットボール日本選手権プルデンシャル生命杯「第72回ライスボウル」で君が代独唱を行った。

試合開始前の緊張感がドームに漂う中、純白の衣装で伸びやかに歌い上げ、観客から大きな拍手が送られた。5オクターブの音域を誇るミュージカル女王でも、東京ドームで歌唱するのは初めて。出番を終えるとホッとした表情を見せつつ「ドーム規模で歌を届ける緊張感がすごくて緊張しました。歌い出しのあと、深呼吸もできたので、少しだけ落ち着いてできました」と話した。

君が代独唱は、17年1月のバスケットボール全日本総合選手権男子決勝戦(東京・代々木第1体育館)以来、2度目。その時は緊張のあまり歌い出しがうまくできず「力が入りすぎちゃいました。次にいつか歌わせていただいたときには、しっかりしたい」と“リベンジ”を誓っていただけに「前回の反省を踏まえて、分析して臨めたと思います。歓声もありがたくて、うれしかった。これで今年も幸先良いスタートが切れました」と笑顔。昨年7月に出産した子どもも、場内で観戦しており「母ちゃんのかっこいいところを見せられたかな」とママの顔をのぞかせた。

3月からは全国ツアーもスタートするなど、徐々に仕事復帰していく。「まだ長時間子どもと一緒にいられなくなるお仕事はなかなか出来ないのですが、母ちゃん1年生なので、いろいろ試行錯誤しながらお仕事もやらせていただければと思います。自分の声を持って、チャレンジしていければと思います」と新年に誓っていた。