プロ野球広島カープの珠玉秘話を映像化した映画「鯉のはなシアター」(時川英之監督)の大阪公開を記念した舞台あいさつが26日、大阪・シネリーブル梅田で行われ、主演を務めたチュートリアル徳井義実(43)と広島の緒方孝市監督夫人で同作品にも出演しているタレントの緒方かな子(45)が出席した。

同作品は、広島ホームテレビで放送中の人気番組「鯉のはなシアター」から誕生した小説「鯉のはなシアター」(著 桝本壮志氏)を長編ドラマ化。大の広島ファンの徳井をはじめ、広島にゆかりのある俳優陣やカープ芸人に加え、広島のファンも集結、オール広島ロケを敢行しており、カープ愛が満載となっている。地元広島では9月より先行公開されており、12月の東京公開に続いて、今月25日より大阪での公開も始まった。

広島出身の緒方は「(劇中で)カープの試合を見ながら盛り上がるシーンがうちの小さい頃の家と一緒だって思って楽しかった」と感想を述べ「広島県のいいところは人間。すごくみんな温かい。情が深いです」と郷土愛をのぞかせた。また徳井は「野球関係者でもないし広島県人でもない僕が出ていいものなのだろうか」と葛藤があったことを吐露。「でも監督の奥さんが出てらっしゃるから、ここが文句の抑止力になっています。ご本尊がいますんで」と笑いをとっていた。