ピン芸人日本一決定戦「R-1ぐらんぷり2019」の予選で審査員を務めたことがある放送作家の鈴木工務店氏が、同大会の運営や審査員に対する不信感をあらわにしたお笑い芸人キートンの主張を受け、自身の審査員経験を語った。

おぎやはぎがパーソナリティーを務めるラジオ番組「おぎやはぎのメガネびいき」の構成を担当している。1月31日深夜の放送では、キートンの話題に言及した2人のトークに参加し、自身も過去に1度、審査員を務めたことがあると明かした。

同コンテストの3回戦で敗退したキートンが「意図的に落とされた」と主張していることを受け、矢作兼から「『この人、通して欲しい』みたいなのはない?」と、不正審査について直球で尋ねられると「全くないです。あるわけない」と笑って否定した。小木博明から「『この事務所、何組か残さなきゃいけない』とか」などの芸能事務所への“忖度(そんたく)”の有無を聞かれると「ないです。その時はなかったです」と答えた。

キートンは落選となった3回戦で「相当ウケた」と主張しているが、鈴木氏は小木から「お客さんの反応、ウケてる具合、それも、もちろん点数というか、一番考慮するところでしょ?」と審査基準について聞かれ、「もちろんそうです。だってそれって、ウケてますからね、面白いってことですからね」。

矢作は、鈴木氏が語る審査員像とキートンの主張に隔たりがあることから、「ここまでくるとさ、審査員に落とした理由を聞きたいよね。俺、見てないからわかんないけど、そんなにウケてんだったら、落ちるのおかしい。絶対なんかしらあるじゃん」と疑った。