お笑い芸人、ゆりやんレトリィバァ(28)とひぐち君(44)が5日、都内で映画「女王陛下のお気に入り」(15日公開)の公開直前イベントに出席した。イングランド王家を舞台に、女王陛下の愛をめぐる女の争いを描く。

女王の格好で登場したゆりやんは「本当にゴージャスな衣装を着せていただいて光栄です。これが私本来の姿です」と笑顔を見せた。

ここで“ゆりアン”女王のお気に入りを選ぶため3人のイケメン候補が登場。候補の中にひぐち君が入っているのを知ったゆりやんが「この私の前ではイケメン以外は不要品よ」と絶叫。ひぐち君は「こんなにカメラがあるところに出たのは3年ぶり。真剣です。女王の側近への再就職を考えてます」と答えた。

ここで、ひぐち君がゆりやんのお姫様抱っこに挑戦。くびれのない体形に「妊娠何カ月ですか」と質問が飛ぶと、ゆりやんは「なんば花月です」と、吉本お得意のボケをかました。

ひぐち君が長年愛用しているウサギのぬいぐるみをプレゼントすると、ゆりやんは「なんで、おっさんの臭いが染みついたものをもらわなあかんのや」とぼやいた。

ゆりやんは映画を見た感想を「最高でした。女同士の争いのドロドロが面白かった。特に女性の方、男性の方、子供の方、大人の方、落ち着いて見てや~」。ひぐち君は「史実に基づいているので、見た後にもう1度確認する楽しみがある」と話した。

「女王陛下の-」は18世紀初頭の、フランスと戦争状態にあるイングランドが舞台。虚弱なアン女王(オリヴィア・コールマン)と、幼なじみで絶大な権力を持つレディ・サラ(レイチェル・ワイズ)、貴族から没落したサラのいとこで返り咲きを狙うアビゲイル(エマ・ストーン)の物語。昨年のベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)と女優賞(コールマン)を受賞。アカデミー賞でも各部門の候補にノミネートされている。