今年デビュー30周年を迎えたマルシア(49)が、10年ぶりとなる新曲を発表することが6日、分かった。

作曲は、マルシアが“歌手活動を再開するきっかけを与えてくれた恩人”と慕う宮沢和史(53)。作詞は16年のリオオリンピック(五輪)の際、現地で開催されたコンサートでコラボレーションし意気投合した東京スカパラダイスオーケストラの谷中敦(52)という超豪華タッグ。

新曲は「生きる喜びと感謝」がテーマとなっており、宮沢の描くメロディーに、“日本とブラジルという2つの国のアイデンティティーをもって生きてきたマルシアの人生”を谷中が歌詞にして、日本人と世界との関係性が変わろうとしている今、新たな元号の日本のテーマソングにもなり得る楽曲に仕上がっている。

新曲は19日にビルボードライブ東京で開催する「マルシアDebut 30th Anniversary Kickoff Live~私はどうしてここに?~」で初披露するという。

ライブは、マルシアの30年の活動の中でゆかりのある由紀さおり、坂本冬美、東京スカパラダイスオーケストラ(ホーンセクションメンバー)、城田優、東啓介、またア・カペラJAZZのBROAD6ら豪華ゲストを迎え「歌手マルシア」と「ミュージカル女優マルシア」の、それぞれの側面から選曲したさまざまなジャンルの名曲を披露するという。

マルシアは「数年前に貴重な出会いをさせて頂いた、宮沢和史さんと谷中敦さん。偶然にも私と同じく30年のキャリアを持つこのおふたりに、いつか曲を書いて頂くことが私の一つの大きな夢でもありました。その夢が19年、マルシア30周年にかなうことになり大変感激しています。私の歌に対する想い、日本への想い、ブラジルへの想い、日系社会への想いなど、30周年を迎えた今、胸にあふれる思いの全てをそのまま歌にして頂きました。これから私は、この歌の羽を伸ばし、日本全国へ、そして海を越えた場所へも羽ばたき、この思いをこの歌とともに届けていきたいと思います」とコメントしている。