大相撲1月場所で現役を引退した元横綱稀勢の里の荒磯親方(32)が10日、“解説者デビュー”を果たした。

 この日、東京・両国国技館で「日本大相撲トーナメント」の第43回大会が行われ、テレビの生中継にゲスト出演。現役時代の対戦経験を生かして各力士の特徴を的確に解説してみせた。放送終了後は「緊張はしなかった。(自己採点は)人が決めることだから。立て板に水? かんでましたよ」と笑顔で振り返った。

 幕内トーナメントでは弟弟子の大関高安(28=田子ノ浦)が決勝戦で幕内嘉風(36=尾車)を寄り切って初優勝した。荒磯親方は「(本場所での初優勝へ向けて)いいきっかけにしてほしい」とエールを送った。