第92回キネマ旬報ベスト・テン表彰式が10日、都内で行われ、松坂桃李(30)が助演男優賞を受賞した。

松坂は映画「孤狼の血」が評価された。7年前に同賞の新人男優賞を受賞しており「うれしかったけど、僕よりマネジャーさんが喜んでくれたのが印象的でした」と懐かしそうに振り返った。「この7年はいろんな作品に出会って、スタッフ、キャストに刺激を受けた。さまざまなものが支えてくれて、もう1度このような賞をいただくことができました。全ての方にありがとうございます」と感謝した。

この日は主演女優賞の安藤サクラ(32)と主演男優賞の柄本佑(32)が夫婦そろって表彰式に出席した。同夫婦について「さくらさんも佑さんも、僕にとっては心を許せる友」といい、2人が表紙を飾る「キネマ旬報」を現在出演中の舞台の楽屋に置いていることを明かした。表彰式の最中、夫婦ダブル受賞を喜んだ安藤が涙を流す一幕もあり、「本当に夫婦っていいな~と思いました」とかみしめるように話し、会場の笑いを誘った。

助演女優賞の木野花(71)新人女優賞の木竜麻生(24)新人男優賞の寛一郎(22)も出席。日本映画監督賞を受賞した瀬々敬久監督の代理として川瀬陽太(49)が、特別賞を受賞した樹木希林さんの代理として娘の内田也哉子(42)が登壇した。