元妻アンバー・ハード(32)を名誉毀損(きそん)で訴えているジョニー・デップ(55)が訴状の中で、ハードにウォッカの瓶で指を切られたと主張していることがわかった。

2017年に離婚が成立した2人だが、デップは、ハードが結婚生活でDVを受けたとメディアで告発し続けていることに不満を持ち、ついに訴訟を起こした。

米情報サイトRadar Onlineによると、訴状には、「結婚して1カ月後、ある恐ろしい事件が起きた。ハードさんがデップ氏の右手の中指の先の骨を砕き、ほぼ完全に切り落とした」と書かれており、デップは、ハードが争いの最中にデップにいろいろな物を投げつけたが、この時はウォッカの瓶をデップに投げつけ、瓶が砕けたことがケガの原因だったと証言しているという。

デップは手術により、切り落とされた指を再び接着させたというが、ハード自身は過去にこの事件について、自分と米俳優ビリー・ボブ・ソーントンの浮気を疑い、嫉妬に狂ったデップが自ら指を切り落とし、その血で壁にソーントンの名前を書いたと説明している。

デップは訴状の中で、ハードによるDV告発を「売名目的の捏造(ねつぞう)」として否定。ハードに対し、5000万ドル(約55億円)の損害賠償を求めている。(ニューヨーク=鹿目直子)