歌手の和田アキ子(68)が9日、レギュラーラジオ番組で、覚せい剤取締法違反で有罪判決後、6日に初めて公の場に登場した元プロ野球選手の清原和博氏(51)についてコメントした。

和田はニッポン放送「ゴッドアフタヌーンアッコのいいかげんに1000回」(土曜午前11時)の生放送で、清原氏について「ちょっとむくんでいる感じはしましたけど、こういう場に出てくる、ってのは自分で自制できる、というか。それとやっぱり(イベント主催の)厚生労働省さんのおすすめですからね。自分をちゃんと持って、もう2度とこういうことのないように頑張ってほしい」とエールを送った。

清原氏の現役時には、会食などもした間柄。和田は「(薬物治療は)何年とか何カ月とかって言えない。ずっと戦わなくてはいけないかもしれない。完治っていうのはないのかも分からない」と、厳しい見解を示しつつ「苦しんでいる人たちのかがみになるのが、キヨの今まで良くしてもらった人の恩返しでもある」と強調した。

清原氏は6日に都内で、厚生労働省主催の依存症の理解を深めるための普及啓発イベントに出席。「こつこつと治療してきて、それが厚生労働省に認められたのかなと思うとすごくうれしい。2週間に1回、病院に通い薬物などについて勉強するにつれ、自分がどうだったのか理解できた」などと語っていた。