NHK大阪放送局の局長定例会見が4日、大阪市の同局で行われ、角英夫局長が、女優・安藤サクラ(33)がヒロインを務め、先月30日に最終回を迎えた連続テレビ小説「まんぷく」について言及した。

 苦難の末に、インスタントラーメンを開発した立花萬平(長谷川博己)とその妻・福子の物語。

 角局長は「萬平、福子が挫折を乗り越え、家族や仲間に助けられながら成功にたどり着いた。何度も波があったが、見応えがあった。松坂慶子さんらキャストの方々の演技も印象深い。緻密かつ深みのある物語で、素晴らしい脚本だった。ご覧いただいた皆さんの心も『まんぷく』になっていただいたんじゃないか」と語った。

 期間平均視聴率は関東地区が21・4%、関西地区は19・5%と好評のうちに幕を下ろし、ネット上ではスピンオフの放送を楽しみにする声も多い。

 朝ドラのスピンオフ番組の放送は半ば恒例ともなっているが、同局は「予定はございません」と説明した。(数字はビデオリサーチ社調べ)