演歌歌手三山ひろし(38)が8日、東京・銀座の高知アンテナショップで最新曲「望郷山河」PRイベントを行った。

タイトルにちなんで、今旬の故郷高知のカツオを、所属レコード会社の先輩で、元漁師の鳥羽一郎(66)とともにさばいて、振る舞った。三山は2年前から、趣味と精神修行のために「包丁研ぎ」を行っているといい、そのきっかけも師匠の中村典正氏から、鳥羽の20周年パーティーの際に記念に贈られた包丁を研ぐように言い渡されたことだったという縁があった。

かつて、カツオ船にも乗っていた経験がある鳥羽が豪快にカツオをさばくと、三山も目を丸くした。三山は「思い入れのある包丁で、弟子の僕が研いで、鳥羽さんとイベントができているのがうれしいです」。鳥羽も「(研いだ包丁の)出来がいい。包丁を見たら分かるよ」。

鳥羽は三山の印象について「すがすがしくていいよね。まさに今が旬のカツオみたいに、立派な歌手になっているし、俺はうれしい!」と話し、三山も照れ笑いしていた。