“闘うフリーター”が惜敗! 総合格闘家の所英男(41=リバーサルジム武蔵小杉 所プラス)が7日、「KDC八王子超人祭り! 2019」(東京・八王子市富士森体育館)に出場し、シングルマッチで西口プロレスのエース・アントニオ小猪木(47)と対戦した。

 2人は数年前、共通の知人のパーティーで余興として対戦はしているが、リング上で戦うのは初めて。所は得意の関節技や小猪木のお株を奪うコブラツイストを披露するなど随所に“らしさ”を見せたものの、初のプロレスルールに戸惑い気味だった。

 さらに元総合格闘家の鬼木貴典レフェリーが、露骨に小猪木に有利なレフェリングを見せたことから、イライラを募らせていく。ついには鬼木レフェリーに食ってかかり、押し問答に。

 その一瞬の隙を小猪木に突かれ、ナックルパートからのチョークスリーパー、延髄斬り、小卍固めと往年の金曜夜8時にプロレスファンが熱狂した展開になっていく。

 鬼木レフェリーがしきりに「ギブ? ギブ?」と尋ねるも、さすが修羅場をくぐった所だけに「ノー!」とまだまだ余裕を残していた。が、鬼木レフェリーは、なぜかそのアクションを「ギブアップ」と理解し、軍配は小猪木に上がった。

 所は不可解判定に首をかしげながらも、マイクを握り「今後の目標ができた! RIZIN、そして西口プロレスへの出場」と宣言。最後は小猪木と2人で「ダァーッ!」の雄たけびを上げた。

 小猪木は「今後、有名人をどんどんリングに上げる」と明言しており、有名レスラーや格闘家、芸能人が次々と西口参戦を果たしそうだ。

 また、所は5月26日に米ロサンゼルスで開催されるエディ・ブラボー主催「コンバット柔術ワールド 2019」のバンタム級トーナメント参戦が決定している。