【ニューヨーク州ブルックリン9日(日本時間10日)発】WWEのスマックダウン(SD)大会が開催され、2冠王者の“ザ・マン”ことベッキー・リンチ(32)が、2夜連続でレイシー・エバンス(29)の襲撃を受けて大の字となった。

 ベッキーはSDのリングで祭典「レッスルマニア35」での勝利を報告。さらに昨夜のロウ大会について触れるや「レイシー・エバンスが襲撃してきたけどさ、そうやって次から次へと挑戦者がやってくるんだよね。私はロウとSD、両方で防衛戦をやっていくよ。だってここまで来るのにどんだけ地獄を味わってきたと思う? ベルトを狙う連中は“赤毛の悪魔”を相手にすることになるよ。覚悟しな!」とカリスマらしく堂々宣言した。

 ユニバース(ファン)の大声援に応えながら2本のベルトを手にステージに戻るベッキー。すると再びレイシーが背後から急襲、昨日に続いて強烈な右ストレートを顔面に見舞い、KOしてしまった。この日は1960年代的な黒いドレスで隠されていたものの、元米国海兵隊出身らしく、この女子の上腕三頭筋と広背筋は、常人のものではない。

 2夜連続の襲撃を受けてカリスマが黙っているわけがない。2人の遺恨がさらに激化。王座戦での激突は避けられなくなってきた。