格闘技イベント「RIZIN.15」(21日、横浜アリーナ)でホベルト・サトシ・ソウザ(29=ブラジル)と対戦する北岡悟(39)が12日、都内で公開練習を行った。

 独自のリズムで2分間のシャドーを行った北岡は「疲れないようにやりました」。日焼けした肌と笑顔が、調整の順調さを物語った。対戦相手のソウザはブラジリアン柔術世界選手権で2006、09、10年に優勝。ボンサイ柔術創始者のアジウソン・ソウザの三男で、総合格闘技でも13年のデビューから6戦6勝と白星を重ねてきており「強いんでしょう。有無を言わさず強いんでしょう。オギャーと生まれた時から強いんでしょう」と警戒する。ソウザを破れば今年開催予定のライト級GPへの参戦が濃厚となるが「そんな先のことを考えるような相手じゃない。(自分の物語の)最終回かもしれないような試合になると思っている」と目をぎらつかせた。

 なお、盟友の青木真也が3月31日にエドゥアルド・フォラヤン(35=フィリピン)を下し、ONE世界ライト級王者に返り咲いたことについては「関係ないです。良かったねって思うけど、僕には関係ない!」とキッパリ。偶然その場にいた青木は苦笑いした。