新元号初日となる5月1日に歌謡曲「離さない 離さない」でデビューする“令和第1号新人歌手”新浜レオン(22)が29日、千葉県・成田山新勝寺で記念イベントを行った。

 父親は「伯方の塩」のCMソングを歌っている演歌歌手・高城靖雄。誰もが一度は耳にしたことのある、あの「は・か・たの塩!」だ。

「小さいころから演歌、歌謡曲が身近にあった」と話す新浜。高校までは野球に熱中していたが、「高校野球が終わった時に、父親のようになりたい」思いが湧き出した。それ以降、父の仕事を手伝いながらデビューまでこぎつけた。

 大東文化大学の学生の時には「ミスター大東コンテスト」でグランプリを獲得したイケメン。この日のステージではデビュー曲のほかに「コンテストで自己PRをするときに歌った」という「青春時代」を熱唱し、会場を沸かせた。

 デビュー前だが、会場には早くも「レオン!」とコールする親衛隊が結成されている。新浜は「これも父親のおかげ。父のステージの前歌なんかをやったりしたことで、応援してくれている」と感謝していた。

 父親の存在に加え、いまの歌謡界の流れもイケメン新人を大きく後押ししそう。

 ある音楽関係者は「最近では山内惠介や純烈など、演歌界の“イケメン率”が高くなってきたこともあって、いままで韓流ドラマにハマっていたようなオバサマが、演歌や歌謡曲に目を向けるようになった。再びブームが来ていますね。新浜もステージで歌ったりすると『これから応援するから』と熱いまなざしを送ってくれる人たちが徐々に増えてきている」という。

 元号が変わる日にデビューする新浜は「令和を代表する歌い手となりたい」と目を輝かせた。