「新しい地図」に参加する元SMAPの稲垣吾郎(45)、草なぎ剛(44)、香取慎吾(42)が4月30日放送のレギュラーネット番組「7.2 新しい別の窓」生放送の最後に、ファンにメッセージを送った。草なぎが代表してメッセージを読んだ。以下全文。

「新しい地図」を広げて約1年半。映画や舞台だけでなく「72時間ホンネテレビ」を皮切りに、ブログに、インスタ、ユーチューブ、月に一度の「ななにー 新しい別の窓」と、かつてはやれなかった新しいことにどんどん挑戦している。

 そして、それを、応援してくれる多くのNAKAMAたちと一緒に、毎日のようにSNSで共有し、共感し、楽しんでいる。

 確かによく分からない大人の事情とかもあるのか、まだ僕らは、みんなが望む場所になかなか到達できていない面もある。

 でも、これだけは言える。僕らは、みんなのおかげでものすごく今「生きている」。そして同時に同じ時代を「みんなもまた生きているんだ」ということを日々、強く実感している。

 思えば、平成の30年間、僕らは何かに追われるように、ただひたすら、がむしゃらに走り続けてきた。

 とても必死だったから、見えていなかったこと、気づいていなかったこともあったと思う。

 平成をともに走ってきた大勢の人たち。今、みんなの顔がよく見える。みんなの気持ちがよくわかる。

 それはもう、痛いくらいに。そう。僕らはともに生きている。

 かつて、みんながちゃんと立っていられるように「一人ひとりに世界で一つだけの価値があるんだ」って伝えたかった。

 そして、今、思う。

 みんな、もう、誰かのメッセージを受け取るだけじゃなく、ちゃんと、地に足つけて「自分の物語」を生きている。少なくとも、そう生きようとしている。

 僕らが、そんな「あなたの物語」の一部になれたら、こんなうれしいことはない。

 さあ、令和の時代になる。令和の英語訳は「ビューティフルハーモニー」だそうだ。

 家族や友人だけでなく、SNSでつながっている、そんな身の周りの人たちの思いにも寄り添い、共感し、ともに品よく、美しく、生きていこう。

 いよいよ新しい時代。ワクワクするような、新しいことを一緒に、やろうね。

 平成から、令和へ。

 私たちは新しい地図。