新日本プロレス22日の東京・後楽園ホール大会で「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」Bブロック公式戦が行われ、初出場のエル・ファンタズモが優勝候補のウィル・オスプレイ(26)を撃破し開幕4連勝を飾った。

 全勝同士によるBブロック前半戦の天王山は、互いに譲らず、一進一退の攻防が続く。オスプレイのその場飛びスパニッシュフライ、シューティングスタープレスを立て続けに浴びたファンタズモだが、レフェリーを足でつかむ執念で、ストームブレイカーの体勢から脱出。そのままレフェリーの死角を突いた金的攻撃を決めると、最後はCRⅡ(変型バスター)で26分超の激闘に終止符を打った。

 ブロック単独首位に立ったダークホースは「いい気分だ。新日本での最初の試合(4日、福岡)に続いて2回もオスプレイに勝った。Aブロックから誰が上がってきても問題ない。栄冠はこの俺のもとにやってくるだろう」とニヤリ。初出場初優勝を予告した。

 一方のAブロックでは鷹木信悟(36)がマーティー・スカル(30)を、石森太二(36)がTAKAみちのく(45)をそれぞれ撃破。ともに全勝で首位を並走している。