構成作家の百田尚樹氏(63)が23日、ツイッターを更新した。

 幻冬舎代表取締役社長の見城徹氏(68)が作家・津原泰水氏(54)の著書の実売部数をツイッター上に公表し、大騒動になった。

 そもそもの原因は、津原氏が百田氏の著書「日本国紀」に対し、「コピペに満ちた自国礼賛本」などと批判したことだった。同署はベストセラーになっており、幻冬舎にとっても“金のなる木”。その足を引っ張るような津原氏の投稿に、見城氏が「実売部数の公表」というタブーを破って“制裁”したというのが大方の見方だ。

 一方で、著名な作家や関係者からは津原氏に同情が集まるとともに、見城氏の強引なやり方に「幻冬舎とはもう仕事しない」などと、強烈な批判が巻き起こった。

 これに対し、当事者の一人である百田氏は「本の実売部数を公表した幻冬舎の見城氏に対し、多くの作家が『幻冬舎が信じられなくなった』と同社に抗議したという。笑わせるな、と言いたい」と大激怒。

「売れなかった自分の本は隠してくれだと。私はテレビ業界で低視聴率番組をメディアに嘲笑された経験は山ほどあるが、ビジネスの世界では当然と思っている」と、すべての結果はその人のプロとしての手腕、実力が大きく左右すると強調した。