卓球女子で世界ランキング7位の伊藤美誠(18=スターツ)が26日、ワールドツアー・中国オープン(28日開幕)に向けて羽田空港から出発した。

 世界選手権から1か月。ほぼ休みなく練習を重ねてきた伊藤は「これだけやってきたから大丈夫という自信はある」と語った。

 中国OPでは混合ダブルスで男子の世界ランキング12位・丹羽孝希(24=スヴェンソン)と初めてペアを組む。これまで森薗政崇(24=岡山リベッツ)とのコンビで1月の日本選手権優勝、3月のカタールOP準優勝と結果を残してきたが、新たな組み合わせに「何が起こるか分からないペアだと思う」と笑みを浮かべた。

 世界選手権男子シングスで日本選手唯一の8強入りを果たした丹羽について「先輩だけど話を聞いてくれるので、自分のことも言いやすい」とコミュニケーションはばっちり。プレー面は、結成して間もないが「打点やタイミングが独特」とトリッキーなプレーが強みになっているという。

 ジャパンOP荻村杯(6月12日開幕、札幌)にもエントリーしており「日本の方にも見てもらうのがすごく楽しみ。“ファンタスティック”と言われるようなペアになりたい」と力を込めた。

 あくまで東京五輪は「シングルスで出場したい」と強調する伊藤だが「組ませてもらったら勝ちにこだわって優勝を目指します」。ミックスダブルスで強力タッグが機能するか。