元女優の高樹沙耶さん(55)が31日、ツイッターを更新し、大麻問題に触れた。

 大麻解禁を訴えている高樹さんは「大麻に関する胡散臭さというものは、戦後大麻を非と決定付け国民洗脳をし続けた。是とするところは隠され続けている」と、大麻が悪とみなされている原因を指摘した。

「イメージは簡単に取り除けるものでない」と、長年こびりついた印象はぬぐうのも困難とし、さらに「合法化したい人のイメージの悪さを出すことにいつも違和感を感じる」と、足を引っ張る勢力がいることにも苦言を呈した。

 例えば、大麻が合法化されているオランダでは、何十軒とひしめくコーヒーショップで簡単に購入することができる。大麻効果の「強弱」も相談でき、気軽さは米国以上だ。大麻=悪という印象はほとんどない。

 大麻目当てに欧州中から観光客が押し寄せ、オランダ市民は彼らを民泊させ、そのカネで一日中大麻を吸うことも珍しくない。また、アムステルダムではマリファナ博物館などで実際に生育中の大麻を見学することができる。

 高樹さんは「まずはテーブルに全ての真実を出すべきだ」と悪と決め付けるのではなく、メリット、デメリットを示した公平な議論をすることが必要だと訴えた。

 高樹さんは2016年に医療用大麻の解禁を訴えて参院選に出馬。同年秋には大麻所持の疑いで沖縄で逮捕された。