やはり“ハニートラップ”だったのか。6月14日開幕の南米選手権に臨むブラジル代表のエースFWネイマール(27=パリ・サンジェルマン)が性的暴行報道を否定した。

 ブラジル全国紙「グロボ」(電子版)など各メディアは1日、ネイマールから性的暴行を受けたという女性がブラジル警察当局に被害届を提出したと報じた。写真共有アプリ「インスタグラム」で知り合ったという女性は5月15日、待ち合わせたパリの最高級ホテルに泥酔状態で到着したネイマールに性行為を強要されたという。

 これに対し、ネイマールは同日、自身のインスタグラムに7分間の動画を投稿し「男女の関係はあったが、次の日には何も起こらなかった」などと、無実を訴えた。動画の中では女性とのやりとりも公開し「僕は驚いているし、悲しすぎる。何が真実なのかを明らかにしないといけない」「陥れられた。仕掛けられたわなに引っかかってしまった」と強調した。

 ネイマールの代理人を務める実父は疑惑を否定した上で、被害女性の弁護士から恐喝を受けたという。日本代表も参加する南米選手権の開幕を前に左ヒザを痛め、別メニュー調整が続く中、ピッチ外では大きな波紋が広がっている。