12日放送のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」は、ネットで炎上した「受水槽で泳ぐ動画」を取り上げた。

 問題の動画は上半身裸で黒いパンツ姿の男がマンションの受水槽で泳ぐ姿を撮影したもの。プールで遊ぶかのように「めっちゃ気持ちいい」と声を出す男が映っている。番組の取材によれば、“犯行現場”は昨年9月に入居が始まった福岡県内のファミリータイプのマンションで、約20世帯が暮らしているという。飲料水として使われる受水槽で水泳したことを知った住人は「びっくりした」「意味が分からない」と困惑の表情。赤ちゃんのミルクを作っていたこともあった。また、ある住民は引っ越しを検討していると明かした。

 受水槽は衛生管理の点から、簡単に人が入ったりできないようになっている。オーナーらによると泳いだ男と撮影者は受水槽を管理する業者ではないかとみており、管理会社との話し合いを行い、防犯カメラの設置を検討する意向だ。

 番組では泳ぐ男の顔を隠していたが、ネットで拡散された映像は顔がハッキリ映っていることから特定されるのは早そうだ。男らの行為は「威力業務妨害」「水道汚染罪」に問われる可能性が高い。同局の玉川徹氏は洗浄で水道が使えなくなることなど、慰謝料など民事としても責任を追及するべきと主張。「こういうことをやって、どのような結果になったかを伝えることも必要」と再発防止を訴えた。