女優の前田敦子さんが主演を務める、日本とウズベキスタン初の合作映画「旅のおわり世界のはじまり」(黒沢清監督、6月14日公開)が、スイスで8月に開催される「第72回ロカルノ国際映画祭」のクロージング作品として正式招待されたことが明らかになった。72年の歴史を持つロカルノ国際映画祭の“大トリ”を、日本映画が飾るのは今回が初。
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前田さんと黒沢監督の3度目のタッグとなった「旅のおわり世界のはじまり」は、“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めながらテレビ番組のリポーターを続ける主人公の葉子(前田さん)が、番組のクルーと取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国でのさまざまな出会いによって、新しい扉を開き、成長していく姿を描く。
前田さんの4枚目のシングル「セブンスコード」のミュージックビデオの派生作品で、ウラジオストクで撮影された「Seventh Code」(2014年)を経て、「彼女の非凡な個性は、日本ではない異国の土地でよりいっそう鮮烈に輝くに違いない」と確信した黒沢監督が、言葉の通じない異国で不安や緊張を持ちながらも、自分の道を模索する葉子の繊細な心の移ろいを見事にすくい上げている同作。前田さんが美輪明宏さんの歌唱でも知られるシャンソンの名曲「愛の讃歌」を披露するシーンもある。
クロージング作品は同映画祭の代名詞でもあるヨーロッパ最大の野外スクリーン「ピアッツア・グランデ」で毎年閉会式の後に上映されており、黒沢監督は「ウズベキスタンの風景と、超巨大化した前田敦子とが、中世を思わせるスイスの避暑地の真っただ中に映し出されるなんて、いったいどうなるのでしょう。まさか失神する人は出ないでしょうね」と冗談めかしつつコメント。
また、前田さんは「初めてのウズベキスタン、初めての長期海外ロケ、今回の撮影は、まさに『旅』でした。大好きな映画の世界に身を置かせていただき、そして大好きで、心から尊敬する黒沢監督の作品で、ロカルノ国際映画祭という歴史ある祭典の大スクリーンで『旅のおわり世界のはじまり』を上映していただける喜びに胸を膨らませています」と思いを明かしている。
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