演歌歌手・永井裕子(38)が12日、東京・渋谷区の渋谷区文化総合センター大和田・さくらホールでコンサート「夢道 Road to 2020」を開催した。

 2000年6月に「愛のさくら記念日」でデビュー。今回の公演は、来年の20周年イヤーに向けてのカウントダウンとなる記念コンサートだ。

 熱烈なファン約700人が詰めかける中、新曲「ねんごろ酒」のほか「菜の花情歌」など全22曲を熱唱。また、15年に発売し、新1万円札の顔になる渋沢栄一の自伝をモチーフにした「雨夜譚(あまよがたり)~渋沢栄一伝~」を約7分間にわたって歌唱した。

 渋沢栄一については「最初は正直言ってどんな人かよく知らなかったのですが、知れば知るほどすごい人でしたし、今回は新1万円札の顔になるということを聞いて、改めてすごい人だということを認識しました」。

 来年6月には、同会場で20周年コンサートが決定。「今年は、永井裕子を応援してきてよかったなと思っていただけるような1年にしたい」と意欲を燃やした。