女性芸人の友近(45)、ゆりやんレトリィバァ(28)らが18日、都内で行われたコント作品集「演って候(やってそうろう)」のDVD発売(26日)会見に登場した。

 ゆりやんはこのほど、米国のオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に出演した。その際、着用したのがアメリカの国旗柄を模したレスリングのシングレット(試合着)風の水着。バストトップがポロリしそうな格好でコミカルな踊りを披露して爆笑をさらった。ちなみに同番組関連では、英国のオーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に2009年、歌手スーザン・ボイル(58)が挑戦して世界的なブレークのきっかけをつかんだことで知られる。

 17日放送のフジテレビ系「バイキング」では、「ブラックマヨネーズ」小杉竜一が過去に「(あの)水着のネタを見たことがある」と切り出し、「その時は面白いなと思ったが、(今回の番組の)米国のほうがウケてた」と解説した。

 ゆりやんの芸風は独特だ。芸人ケンドーコバヤシは昨年3月の本紙連載で「ゆりやんは、(芸人の)誰もが認める面白いヤツ。世間の人にはそれこそ“のど越し”は悪いと思う」と、そのトークやネタがお茶の間にはなかなか理解しづらいと触れている。

「ゆりやんは日本で露出し続けられるか未知数。活動の場を国内に絞るより米国を股にかけるのもよさそう。関西大出身で学力はあり、英会話も可能。独特の芸風は米国の方がハマるかもしれない」(お笑い関係者)

 女性芸人の渡辺直美は米国挑戦を経験し、スケールアップに成功。「ピース」綾部祐二は現在も米国を拠点にしている。お笑い界もプロ野球のように渡米がトレンドになる可能性がある。

 当のゆりやんは「米国からお仕事(のオファー)は一本も来ていない」と笑い飛ばしたが、近い将来、コメディエンヌに化けるかもしれない。