矢沢永吉(69)主催の音楽フェス「ONE NIGHT SHOW 2019」が6日、千葉・幕張メッセで行われ、矢沢のほか氣志團、KREVA(43)、東京スカパラダイスオーケストラ、MIYAVI(37)が出演した。

今年70歳を迎える矢沢のアニバーサリーイヤーを記念したイベントで、矢沢の呼び掛けに応じた4組が集まった。矢沢が中心となって音楽イベントを開催するのは、初めてのこと。

氣志團はトップバッターを務めた。綾小路翔(43)は「『ONE NIGHT SHOW』特攻隊の氣志團です!」とあいさつ。矢沢の楽曲「ファンキー・モンキー・ベイビー」を熱唱すると、「夢みてえだ、こんな日が来るなんて!あの矢沢永吉さんのフェスに招かれるなんて!」と感激した。

矢沢を思わせる白のジャケットで登場したMIYAVIは「コスプレではありません。リスペクトの意味を持って着させていただきました」と笑顔。「このステージに立てて光栄です。矢沢さんの日本のロック魂を受け継いでいきたい」と力強く語った。

東京スカパラダイスオーケストラは、ゲストに奥田民生(54)を招き「スターな男」「美しく燃える森」などを披露。キリン氷結のCMソングとして知られる「Paradise Has No Border」の曲途中で参加した奥田はギターの音が出ないトラブルに見舞われたが、機転を利かせスキャットで対応。「ギターの音が出ないから、口でやりました」と笑いを誘った。

トリの矢沢は、鳴りやまない“永ちゃんコール”の中登場した。イベントタイトルの「ワン・ナイト・ショー」を披露すると、両手を広げ「フー!ロックンロール!イエー!!」とシャウト。矢沢は「あと2カ月で70歳になります。世界にはエアロスミス、ミック・ジャガー、70過ぎてバリバリのロックシンガーがいます。日本にはいません。俺がやります、ヨロシク!」と、2万人の前で宣言した。

その後、この日のゲスト全員を呼び込んで「止まらないHa~Ha」を大合唱。奥田民生らと肩を組みながら熱唱し、「Ha~Ha」のタイミングでは2万人のタオルが宙に舞った。ほかに「YOU」「SEPTEMBER MOON」「ラスト・シーン」など8曲を歌唱。矢沢は「夏だよ、夏、最高。デビューして47周年、うれしいね、ありがとう!」とファンに感謝を伝えた。

9月4日に7年ぶりのニューアルバム「いつか、その日が来る日まで…」を発売することも明らかになった。