1980年代の日本のヘビーメタルブームをけん引したハードロックバンド「EARTHSHAKER」のボーカルのMARCYこと西田昌史が8日に60歳の誕生日を迎えた。11日には都内で還暦記念ライブを行う。

「これだけ歌い続けることができるのも両親に感謝しています」と西田は話している。

 年間にライブを150本以上もこなし、移動を含めると1年の3分の2は自宅に戻らない。体力と強い喉を両親から授かった。還暦とは思えない若々しさと元気がみなぎっている。自宅にはホームジムを完備、ツアー先ではビジターでジムに入ったり、町の体育館に行ったりするという。

 パワフルな歌声の秘訣について「今まで僕の人生の中でボイトレとかなかったんですよ。バンドのリハ、レコーディング、ライブでしか歌わないんです。この年になったからケアのためにボイトレを始めようかとは思っています」(同)。

 今回の還暦ライブに関しては「僕がメインで歌うというより後輩たちが僕の還暦を祝ってくれるというスタイルです」と西田。

 出演者は、日本のヘビメタシーンを彩った伝説のミュージシャンら。元「BLIZARD」ベースの寺沢功一、元「ANTHEM」ドラムの大内貴雅。また、「JUDY AND MARY」ベースの恩田快人が出身の伝説のジャパニーズヘビーメタルバンド「PRESENCE」も一夜限りの再結成をする。